大人になってから読みたい絵本!大きな木は与える木♪
こんにちは
なってぃです♪
本屋の雰囲気が好きで、ふらっと立ち寄ることも多いのですが、
子どもが生まれてからは、今まで立ち寄らなかったコーナーが気になっています
それは、絵本コーナーです☆
まだ、生まれたばかりだったので、絵本は早いだろうと思っていたのですが
0歳児は目より耳で絵本を感じているから、ぶーぶー・じゃーじゃーなど言葉が繰り返されるものやリズミカルに読めるものがいいよ!
と保育士の友人からおすすめしてもらいました♪
自分で色々考えるよりも、その道のプロに聞くのがいいなと思った瞬間でもあります!
一言に絵本と言っても、海外の絵本から、昔からずっと有名な絵本など、本当に様々な種類の絵本がありますよね♪
幼いころは面白いと思って読んでいた絵本も、
大人になって読み返してみると奥が深いなと思うこともあります☆
今回は、子どもが大きくなったら教えてあげたい絵本を紹介します!
おおきな木
訳:村上春樹
この絵本は一人の少年とひとつの木のお話です。
木は少年が大好きで、少年は木が大好きでした。
少年が小さいときは、いつも一緒に遊んでいました。
しかし、成長し、変わっていく少年と、いつでもそこにある木。
少年は少しずつ木に会いにいくことが少なくなります。
そして、少年はたまに木に会いに行き
「お金が必要なんだ」
「家が必要なんだ」
「船が必要なんだ」
と、お願いをします。
その度に木は自分を犠牲にして、少年のお願いを叶えます。
木はいつでも幸せでした。
りんごを渡して、それを売ってお金にかえられるように。
枝を渡して家を建てられるように。
幹を渡して船をつくれるように。
そして、なにも渡せなくなった木と、そこに訪れた、老いた少年が交わす言葉とはーーー
最後の結末は、ぜひ絵本で読んでいただきたいです♪
この絵本は1964年にアメリカで出版、38ヵ国で翻訳されているロングセラーの絵本です
1976年に本田錦一郎さんが翻訳し、2010年に村上春樹さんが再翻訳をしています
題名の原文はThe giving treeで、直訳すると与える木!
"与える"の言葉の通り、絵本の中で木はどんな時も惜しみなく与え続けていて、無償の愛ってこういうことなのかなと思いました♪
翻訳した村上春樹さんはあとがきでこのように言っています
あなたはこの木に似ているかもしれません。
あなたはこの少年に似ているかもしれません。
それともひょっとして、両方に似ているかもしれません。
あなたは木であり、また少年であるかもしれません。
あなたがこの物語の中に何を感じるかは、もちろんあなたの自由です。
それをあえて言葉にする必要もありません。
そのために物語というものがあるのです。
物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです。(村上春樹/訳者あとがきより)
読む人やその時の心境によって、どう感じるか変わってくるからこそ
仕事仲間や友人、家族、これから大きくなる子どもなど、大切な人たちにプレゼントしたくなる一冊です♪
私もこの木のように、周りの人に与え続けていく存在になるために、日々努力していこうと思いました!
みなさんにも、心に残っている絵本はありますか?
絵本は子ども向けで、言葉がシンプルだからこそ、新たな発見があるかもしれませんね♪